インフルエンザ
症状
インフルエンザは、A型およびB型、及び新型インフルエンザウイルス(H21~22年に猛威をふるった以前鳥インフルエンザといわれていたもの)の感染による急性呼吸器感染症です。
1-数日の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、全身の筋・関節痛などが症状であり、鼻水・鼻づまりや咽頭痛、咳などの風邪のような症状があります。
風邪と比較し症状が急激にくること、関節痛、筋肉痛などの全身症状が強いことが特徴です。
通常は、約1週間の経過で自然に軽快するが、高齢者や慢性肺疾患などの病弱な患者では色々な細菌による肺炎を、子供では中耳炎を合併する場合があります。
診断
鼻に綿棒を入れ、すこし粘液を取る検査(インフルエンザ抗原迅速検査)を行い約1分~8分で結果がわかります。鼻の粘膜より粘液を採取しますが、大塚インフルエンザキットは感度が高く、迅速、スティックが柔らかいという特徴があります。(当院で施行可能です)
治療
小児の場合はインフルエンザ脳症により異常行動の報告がありますので注意してください。また偽陰性の場合もあるため,流行時期における特徴的な症状などから抗インフルエンザ薬の投与をすることもあります。