C型慢性肝炎治療の現状

2015-07-17


以前はインターフェロン治療で副作用が強く、必ず完治するというわけではなかったC型慢性肝炎。最近では飲み薬だけで治癒を目指せるようになりました。しかし、医療機関を受診していないウイルスキャリアは100万人以上存在すると考えられています。、医療機関では健診などでスクリーニングする重要性が再認識されてきており、キャリア患者を適切な治療に結び付けるかが今後の肝癌予防の鍵を握ると考えられています。

2000年時点の本邦の肝炎ウイルスキャリア数について日本赤十字社によると、感染を知らないまま社会に潜在しているC型肝炎ウイルス(HCV)キャリアが65歳以下だけで88.5万人いると推計しています。
そして、厚生労働省はC型ウイルスキャリア全体数を190万~230万人と推定。政府は肝炎ウイルス検査の推進や医療費助成、治療連携などの肝炎対策を講じてきました。

その効果もあり、2011年時点における感染を知らないまま社会に潜在しているC型肝炎ウイルスキャリアは29.6万人と2000年時点と比べて大きく減少したことが分かっています。


しかし、感染を知ったが受診をしないままでいるC型肝炎キャリアが53万~118万人いると推定されており、医療機関受診や適切な治療に結び付けるかが今後の課題といえるでしょう。

今後、医療機関、自治体などの連携によりより効果的な肝炎対策が進むことが望まれています。

日本人で多いⅠ型のC型肝炎ウイルスの患者は、通常、ダクラタスビル、アスナプレビル投与24週間で8割以上でウイルスが消失する画期的な治療です。今までの副作用の強いインターフェロンとは違い、きつい副作用も殆どありません。
またⅡ型の患者に対しても新規経口薬が保険適応となり治療が開始されています。

今まで、インターフェロン治療ができなかった方、途中中止した方、効かなかった方、代償性肝硬変の方、高齢で治療をあきらめていた方、いずれも、C型肝炎を治せる可能性があります。改めて新薬による治療を検討をお勧めします。

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