前の我が国では「風邪の子は風呂禁止」が常識だったが最近では入浴は問題ないという見解もある。風邪の子供の入浴を禁止することについて、明らかな科学的根拠があるわけではない。
「屋外風呂」「銭湯」が一般だった昔とは異なり、「屋内風呂」の現在では湯冷めの心配が減ったからというのも一つの原因ではあるが、実際はどうなのか?
数年前に新聞で「風邪をひいた時に子供を入浴させるかどうか」という調査の結果が載っていました。その結果では、入浴を控えるのは、なんと日本だけでした。

症状が重症でグッタリしているのであれば、当然風呂には入らず安静でしょう。長時間、熱い湯に入ると体力を消耗し、全身状態を増悪させる可能性が高くなります。体力を消耗しないように、普段よりやや低めの適温の範囲で、短時間お風呂に入ること、または「シャワー」などは良いと考えます。特に冬場は、脱衣所や浴室などをあらかじめ暖かくしておくことも重要です。湯冷めしないことがポイントです。

お風呂に入って良い条件
  1. 発熱が軽度
  2. 元気がある、機嫌が良い
  3. 病初期または増悪期ではない